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『永遠に続く草原』
古本屋で働いていたとき、私は「物品支給か?」と友人に言われるほど、本を買っていました。
当然、部屋中本だらけで、ある作者が気に入ると、マンガでも小説でも雑誌でも!(へたに古本屋だからバックナンバーが手に入ったりするから。良くも悪くも)全部読まないと気が済まない。
もちろん、それはミュージシャンでも言えることで。
当然、私の部屋はまるで店かと言うほど、本が溢れていました。


でもある時、なんというか自分の中で声がしまして、「もう必要ない」と。
うまく言えないけれど、並んでいる本を見ていると、中に書いてある文章が1冊1冊語りかけてきて、うるさいような気分になってくるのです。(これって病気かなぁ笑)
そいで、その時以来、大事にしていた本達を読んだら処分するという事に決めました。
どんなに好きな本でも、読んだら売るか人にあげるかするようになりました。
だから手元にあるのは、まだ読んでな本と、理解できない本と、料理の本と、地図とかと、宗教哲学関係の本くらい。


自分はずっと本屋で働くと思っていたことも大きいです。
毎日行くんだから、本というのは、川のように流れてくる訳です。
いつでもまた、私のところに流れてくる。
それを経験しているから、別に物に対してそう執着しなくなりました。



でも、物事って、永遠に続くわけではないのですね。
私は、その店を辞めてしまいました。
たまに店の子と連絡を取ったりしますが、「どんどん変わっていってさみしい」と言ってました。
「こうやって、みんな一緒に年取っていくのかな?」なんて笑い合っていたのに。嘘のようです。
その当時一緒に働いていた人も、おおかた辞めてしまわれました。


本だけじゃなく、時間も流れているのです。




今日は、その頃、古本屋でみつけた、私のとても好きな作品をご紹介します。
それは、三原順先生のマンガ、「ムーン・ライティング」です。白泉社から文庫もでていますし、大きいサイズ(縦20㎝くらいの)でも出ています。
できれば大きいサイズで見てもらった方が、絵柄が綺麗で分かりやすいのですが、いかんせん古本でないと、なかなかみつからないかもしれません。


三原順先生は、ご自分の作品に対して、権利の点であんまり執着されてなかったのか、私は良く知らないのですが、このままでは先生の古い作品がどんどん絶版になっていくらしい、という噂を聞いたこともあります。
だから、読めるうちに少しでも多くの方々に三原順先生を知ってもらいたいのです。



子供時代にほんとうに幸福な時代というのを経験しているかいないか?というのは、結構その後のその人の人生に影響を及ぼしたりするのかなと思います。
マイケルジャクソンさんとかも見ていると、なんとなくそんな感じがします。
あまり無責任な事は言えませんが。。。



今、80歳になられるある知り合いの女の方が、「私の子供の時の夏休みは、宿題もないし、時間がいっぱいいっぱいあって、まるで永遠に続くくらい長く感じた」
とおっしゃってました。


そんな風に永遠に続く幸せな子供時代を経験できたら、ほんにそれは幸せなこと。
その人の一生は、精神的にきっとその時代の事が、心の支えになることでしょう。


ムーン・ライティングは、そんな青春に至るまでの少年時代のお話しです。
家庭の事情で、おばあさんをお母さんと思って育った主人公は、はたから見れば、幸せではないかもしれません。
人間の心ない言葉にいつも傷つけられている少年は、野や山を駆け回って居るときが、一番幸せなのです。
ある日、森の中で、一匹のオオカミに出会った少年は、汚い人間より、自分もオオカミになりたいなぁと思うようになりました。
でも、彼にも、永遠に続くかと思う草原を犬っころのように駆け回った幸せな少年時代があるのです。


このお話は、そんな少年と、周りの友達や、おばあさんとのやりとりを中心に描かれています。
私の好きなのは、うまく生きることが難しいと感じている少年に、おばあさんが「くじらだって、獲物をしとめるのに、なんどもなんども繰り返し頭の中で、練習して、こうやってああやったらうまくいくかな?って訓練するのさ。誰だって、初めから上手にはできない」というような例え話をしたりするシーンです。


また、なんとなく周囲から浮いている少年に、優しくしてくれる少女が、聖書の、「天は自ら助くるものを助く」という言葉を少年に教えるのです。そんな場面がとても好きでした。
でも、ほんとは少女の好きなのは主人公の少年ではなくて、主人公の少年にまとわりついている転校生の男の子の方なんですけどね。。。



で、この転校生が、またくせものでして。


実は、主人公が森で見たオオカミ、あれは転校生のおじいちゃんなんです。
ちょっと展開が突飛なんですが、まぁそこはマンガですから。
つまり転校生は、満月の夜になるとオオカミになるオオカミ男の血を引く種族なんです。



んで、主人公の少年はあるとき事故にあって、転校生の血を輸血してもらいます。
さてさて、どうなったと思いますか?
念願かなって(?)彼はオオカミになれたのかどうか・・・・



彼らが大人になってからの続編は、「Sons」に描かれています。
こちらもほんとうにオススメのすばらしい作品です。
大人になること、青春のほろ苦さと孤独、光と影をほんとうにうまく表現しています。
それでいて、スケールが大きくて日常をかけ離れたメルヘンちっくな世界にも連れて行ってくれる大好きな作品なのです。


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テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体

【2006/01/28 19:19】 book | トラックバック(0) | コメント(2) |
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comments
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どもm(_ _)mこんばんわ。
本をたくさん読んでいるんですね^^
本が好きだったら本屋さんでの仕事ってめっちゃ楽しいんだろうなぁ・・・
ムーンライティング古本屋で探してみますね。^^
【2006/01/28 19:55】 URL | きなこ #-[ 編集] |
--きなこさんへ--
こんばんわ。
そんなふうに言っていただけると嬉しいですねー。
好きなことが仕事だとやっぱり楽しいです。装幀が美しい本などいろいろ整理しているだけでわくわくしますよ。
【2006/01/28 23:51】 URL | リカ #-[ 編集] |
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